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金糸雀娘のSS。
またです。
ええと また書きます。アーネイトの話。


またか、ってツッコミはナシで。



そして長いので暇つぶしにどうぞ。




――――――――――――――――――――――――――――――――
大きな鏡のある部屋。
その鏡の前で、一人の少年が…否、少年と見まごう容姿の少女が立っていた。
シャツにハーフパンツ。そしてロングソックスという出で立ちで、
後ろ姿は完璧に少年であった。
鏡の前に立つそんな彼女の手には、綺麗な薄いピンク色のドレスが。
それを体に合わせながら、丈を合わせたりしています。
「…ンー」
気に入らないのか、次に取ったのは薄いグリーンのドレス。
それもさっきと同じようにひらひらと合わせてみる。
でも、矢張りそれも気に入らない。
「……メイク、してないからかな…」
そ、っと頬に手を添えて、少女はくるりと振り向き鏡の部屋を後にした。

次に彼女が向かったのは、隣の部屋。
むせかえるような化粧品の匂い。
綺麗に置かれた様々なカツラ。
どうやら此処はメイク室のようだ。
「――――。」
名前の入ったメイクボックスを開ける――――が。
少年役ばかりやっている自分のメイクボックスには、少女らしい色合いの化粧品など一切入っていない。
「…はぁ」
ため息を一つついて、その中でも使えそうな色を探り、前髪をヘアバンドで上げ、まず下地を塗る。
下地が馴染んだところで、次にファンデーション…は持っていないのでどうらんを塗る。
元々は肌は白い方だけれど、いつも少年役ばかりやっているので、どうらんの色も、どことなく健康的で活発な少年のような色ばかり。
ただ一度だけやったお姫様役の時は、メイク道具は一切合切姉から借りた。
だから、手元には無いのだ。
やや小麦色になった頬を指で撫で、ぼんやりと鏡を見る。
下地を作った時点では どう見ても男の子なのだ。
「……目、目かな」
アイライナーを手に取り、片目をつむりながらヨレヨレと線を取っていく。
ぱちり、と目を開くと、波打ってはいるがラインが入って少し目が大きくなったような気がした。
「あ。まつげも上げるんだよね…」
そして手にしたのはビューラー。
ぐいぐい、とまつげを上げる。
「イタッ、瞼挟ん…いてっ! ああ、アタシのなけなしのまつげが…!」
涙目になりながら、まつげをくるん、とあげる。
マスカラを着け、アイシャドウを入れる頃には、少年の面影は少し消えたような気がした。
「…よっし。」
今度は大きめのブラシにチークを取り、角度を確かめながらブラシをおいていく。うっすらと頬が桃色に染まる。
少しだけ、女の子っぽくなれたような気がした。
最後は、口紅とグロスを手に取って。
「……これで仕上げ…」
淡い赤色の口紅をひいて、その上からグロスを塗り、光を与える。
少女が心密かにガッツポーズを取っていると、
ガラリ。
と部屋の扉が開いた。
―――― その瞬間だった。
「ぎゃははは! ネイトが女装してるー!」
と、男の子の笑い声が聞こえた。
「何ですってッ!!」
と声を荒げてふと鏡を見ると――――。

少年の衣装のまま、舞台に出る時のような濃いメイクを施した自分の顔とバッチリ目があった。
「――――」
自分を目撃した子の、あの一言があながち間違えでない。と彼女は思った。
…興味本位で母親の化粧品に悪戯してしまったかのような。
そんな、不思議な罪悪感囲み上げた。
彼女はそのまま鏡前に座り込み、メイク落としのオイルを手に取った。
…こんなんじゃダメだ。
…もっと頑張らなきゃ。
…全然女の子らしくなれないんだから、せめてメイクぐらい…。
オイルとタオルでぐいぐい顔からメイクをはがしながら、彼女はそう思った。

贅沢は言わない。
せめてもう少しだけ、女の子らしくなりたいの。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――

終わり。www

なんかこう、 イロイロ葛藤してるぞ、みたいなwww

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【2007/02/27 01:34】 | PCの呟き&SS | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
わあ、有り難うございますですよww
反応してくれると凄く嬉しいのですw
【2007/03/02 00:22】 URL | まひろ #41Gd1xPo[ 編集] | page top↑
一生懸命なアーネイトが可愛いのですよ(*^^*)
【2007/02/27 13:46】 URL | 浪漫飛行 #-[ 編集] | page top↑
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